世界193か国の国旗を地域別に学ぼう。
首都・人口・面積など豆知識も一緒にチェック!
世界最大の大陸で、地球の陸地面積の約30%を占める。約48億人が住む最多人口地域。 東アジア・東南アジア・南アジア・中央アジア・西アジアに分かれ、 多様な文化・宗教・言語が共存する。国旗には三日月と星(イスラム圏)、 龍・太陽・月など独自のシンボルが多い。
トルコ・パキスタン・マレーシア・シンガポールなど多くのイスラム国家の国旗に 三日月と星が描かれています。 三日月はイスラム教の象徴で、星は信仰・知識・明るい未来を表すとされます。 ただしシンガポールの三日月は「若い国の成長」を意味し、宗教的シンボルではありません。
日本・シンガポール・バングラデシュなど、赤と白だけで構成された シンプルな国旗を持つ国が多いのもアジアの特徴。 日本の日の丸は「太陽」を表し、1870年の太政官布告で正式採用されました。 シンガポールは月と5つの星が加わりますが、基本の赤白は共通です。
ブータンの国旗には龍(ドラゴン)が描かれており、 国旗にドラゴンを描くのは世界で唯一。白い龍は「雷龍の国」を意味し、 龍が持つ宝石は国民の富と繁栄を象徴します。ブータンは「雷龍の王国(Thunder Dragon Kingdom)」と も呼ばれます。
約750万km²の比較的小さな大陸ながら、50か国近い国家が密集する地域。 EU加盟国は青地に金の星12個の共通旗を持つ。縦・横の三色旗(トリコロール)が多く、 十字のデザイン(北欧諸国のスカンジナビア十字)も特徴的。
デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの5か国は、 すべて十字が左寄りのデザインを採用。 デンマークの「ダンネブロ」は1219年に天から降ってきたとされる伝説を持ち、 世界最古の国旗といわれています(800年以上の歴史)。
フランス革命(1789年)の象徴として生まれた青・白・赤の三色旗は、 その後ヨーロッパ各地に影響を与えました。 オランダ(赤白青)・ロシア(白青赤)・イタリア(緑白赤)など、 三色の縦・横縞旗がヨーロッパに広まった背景には フランス革命の理念が関係しています。
モナコとインドネシアの国旗はどちらも赤の上に白の横二色旗で、 ほぼ同一のデザイン。違いは縦横比だけ(モナコは4:5、インドネシアは2:3)。 同様に、チャドとルーマニアの国旗もほぼ同じに見えます(細かい色合いが微妙に異なる)。
54か国を擁する世界最多の国家数を持つ大陸。 20世紀の独立運動とともに多くの国旗が制定された。 エチオピアの緑・黄・赤の三色が多くのアフリカ諸国に影響を与え、 「汎アフリカ色」として広まった。
エチオピアはアフリカで植民地化されなかった数少ない国の一つ。 その国旗の緑・黄・赤は「汎アフリカ色」として ガーナ・ギニア・マリ・ジンバブエなど多くのアフリカ諸国の国旗デザインに採用されています。 緑は豊かな土地、黄は天然資源(金)、赤は独立のために流された血を象徴します。
アメリカの50州を表す50の星が最多として有名ですが、 アフリカのブルキナファソの国旗には中央に黄色い星が1つ。 ジンバブエには赤い五芒星の中に「ジンバブエの鳥」が描かれ、 ルワンダの国旗には24の太陽光線と中央に「R」のイニシャルが入るユニークなデザインです。
スイスとバチカンは正方形の国旗を持ちますが、アフリカのガンビア、 トーゴなどは一般的な横長比率。 モザンビークの国旗には世界で唯一AK-47(自動小銃)が描かれており、 独立闘争の歴史を示しています。
アメリカ・カナダ・メキシコの大国から、カリブ海の小島国まで多様な国が存在。 カリブ海諸国はそれぞれ独特のカラフルな国旗を持ち、 イギリス・フランス・スペイン・オランダなど旧宗主国の影響を受けたデザインも多い。
カナダの国旗にあるサトウカエデの葉は 11枚の先端を持ち、国の象徴。1965年に現在のデザインに変更される前は、 イギリスのユニオンジャックが入っていました。 赤はイギリスとフランス(カナダの2つの公用語の国)、 白は国土の雪を表すとされています。
アメリカの星条旗の星の数は州の数を表し、 1776年の建国から現在まで27回変更されました。 最後に星が追加されたのは1960年(ハワイ州加入)。 縞模様の13本は独立当初の13植民地を表し、変わらず維持されています。
メキシコの国旗中央には、ワシがヘビをくわえてサボテンに止まる アステカの伝説に基づく国章が描かれています。 アステカの人々は神のお告げにより「ヘビをくわえたワシがサボテンに止まる場所」を 都市(現在のメキシコシティ)建設地として選んだとされます。
スペイン・ポルトガルの植民地時代の影響を強く受けた大陸。 多くの国がスペインからの独立時に三色旗を採用。 ブラジルはポルトガル語圏で、独特の緑・黄・青の国旗を持つ。 アンデスの山脈・アマゾンの熱帯雨林など大自然を擁する。
ブラジルの国旗の青い球体には27個の星が描かれ、 26州と首都ブラジリア連邦区を表します。 星の配置は1889年11月15日(共和国宣言の日)のリオデジャネイロ上空の 星座を再現したもの。中央の帯には「Ordem e Progresso(秩序と進歩)」と書かれています。
コロンビア・ベネズエラ・エクアドルはほぼ同じ黄・青・赤の三色旗。 これは19世紀初頭にグラン・コロンビア(現在のベネズエラ・コロンビア・エクアドルを含む連邦国家) として独立した歴史に由来します。 独立の英雄フランシスコ・デ・ミランダが設計した国旗の色を3国が引き継ぎました。
アルゼンチンの国旗中央にある太陽は「5月の太陽(Sol de Mayo)」と呼ばれ、 1810年5月の独立革命を象徴します。 32本の光(直線16本・波線16本)を持つインカ神話の太陽神イントの顔をモチーフにしています。 ウルグアイの国旗にも同じ太陽が描かれています。
太平洋に散らばる島々から成る地域。オーストラリア・ニュージーランドは 英連邦の一員でユニオンジャックを含む国旗を持つ。 南十字座(サザンクロス)が複数国の国旗に描かれる。 マーシャル諸島・パラオなど独特のデザインの国旗も多い。
オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア・サモアの国旗には 南十字星(サザンクロス)が描かれています。 南半球でしか見えないこの星座は南の空の象徴として、 南半球の国々に親しまれています。 オーストラリアとニュージーランドの国旗は混同されやすいですが、 星の数と色が異なります(オーストラリアは6星、NZは4星・赤い縁取り)。
オーストラリア・ニュージーランド・ツバル・フィジーの国旗には イギリスのユニオンジャックが含まれています。 これはかつてイギリスの植民地・自治領だった歴史を反映したもの。 ニュージーランドは2016年に国民投票で国旗変更を検討しましたが、 現在のデザインを維持することが選択されました。
パプアニューギニアの国旗は黒・赤・黄・白の4色で、 極楽鳥(ラギアナ極楽鳥)と南十字星が描かれています。 バヌアツの国旗はY字型の黒い帯に黄・緑・赤と、 独特の非対称デザイン。ソロモン諸島は青・緑・黄の対角帯に5つの白い星。 小国ながら個性的な国旗が集まるのもオセアニアの魅力です。